第47回日本頭痛学会総会

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ご挨拶


第47回日本頭痛学会総会
―頭痛科学への新たな挑戦、Narrative Based Medicineとともに―

会長 丸木雄一

 このたび第47回日本頭痛学会総会を2019年11月15日(金曜日)、16日(土曜日)さいたま市内ロイヤルパインズホテルにて開催することとなりました。歴史ある日本頭痛学会総会の会長を仰せつかり身に余る光栄を実感しております。
 約40年前、私が濱口勝彦教授(初代頭痛学会理事長)のご指導の下、頭痛研究会で発表した時には、1つの会場で1日だけの、それもケーススタディが主であった研究会でした。しかしながら、質疑応答では議論白熱であったことを思い出します。その情熱が現在の頭痛診療の進歩を、また画期的な頭痛メカニズムの解明などを生んできたものと確信しております。この路線を継承する目的で今回のテーマの一つに頭痛科学への新たな挑戦を挙げさせていただきました。
 また、濱口勝彦教授のご指導の下、2010年に埼玉精神神経センターに坂井文彦先生(2代目頭痛学会理事長)をセンター長とした国際頭痛センターを開設いたしました。開設後に毎月行う頭痛教室、ヨガ教室、多職種とのカンファレンスなどを通して、患者様一人ひとりに対するオーダーメイド治療の重要性を再認識した事と、頭痛で悩んでいる小児が多い事を知りました。患者様を頭痛から解放して、いままで頭痛で苦しんでいた患者様一人ひとりの人生の物語を書き換えていただく事を究極の目的とするため、今回のもう一つのテーマにNarrative Based Medicineを挙げさせていただきました。それと小児の頭痛の現状を把握する目的で、さいたま市長のご協力の下、市内小中学校各々10校、計20校の生徒約10,000人を対象としたアンケートを実施いたしました。その結果も合わせて総会で披露させていただきます。
 学会参加の楽しみとして、食べることでは浦和にはウナギの美味しいお店が林立しております。また、県庁の地域ですのでおいしい割烹・居酒屋も多く、浦和レッズのサポーター御用達の居酒屋でレッズサワーを味わうのも良いかもしれません。
 同伴者プログラムとして『大宮の名の由来となった武蔵一宮氷川神社⇒盆栽町にての盆栽教室⇒浦和でおいしいウナギの昼食』のエクスカーションを企画しております。七五三で賑わっている氷川神社や盆栽造りを楽しんでください。全員懇親会のアトラクションとしては、さいたま市出身のSAM(TRF)さんのダンスパーフォーマンス(頭痛に効果のあるダンス)をご披露させていただく予定としております。
 浦和は都心からのアクセスも良く(JRにて東京・新宿駅から25分)、ラグビーワールドカップも終了し、落ち着いた時期ですので多くの皆様にご参加して頂き、さいたま市を楽しんでいただけるよう祈念いたします。

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